内視鏡検査(胃カメラ)
胃の検査を希望される方は、予約制となりますので、お気軽にお電話にてお申込み・お問合せください。
検査では「電子内視鏡」という細長い管を使います。管の先にカメラが付いていて、胃や大腸の中がモニターの画面に映ります。
また、当院では鎮静剤を使用しますので、眠って頂いている間に検査を行うことが可能です。
胃カメラでの検査の場合、胃カメラが喉を通るときに吐き気をもよおす嘔吐反射が起こることが、内視鏡検査を苦痛に感じられる原因かと思います。
当院では、鎮静剤によりウトウトしたり眠った状態となりますので、実際の検査中でも恐怖感もほとんどなく、吐き気をもよおす嘔吐反射などの苦痛もほとんど感じません。胃カメラに恐怖感をお持ちの方でも安心して検査を受けて頂けると思います。
胃カメラの検査に要する時間は、約5分程度です。
検査のあとは、2時間程ゆっくりと休んで頂き、結果の説明を受けて頂いてから帰宅できます。
お急ぎの場合は極細経スクリーニングスコープを使って経口で検査します。
また、患者さまのお時間のご都合がある場合は、極細経スクリーニングスコープを使って、のど麻酔だけで検査を行っています。
胃カメラ自体が細いため「おえっ」としにくい点や、体への負担も少なく、検査後10~15分で帰宅できるなどのメリットがあります。
ピロリ菌の検査について
ピロリ菌は、日本人の50代以上のおよそ70~80%以上がピロリ菌に感染しているといわれています。特に先進国の中で、日本では若い世代の感染率は急速に低下しているものの、50歳以上の方の感染率は日本が際立って高いと言われています。(但し、ピロリ菌に感染していても、消化性潰瘍が必ず発症するとは限りません。)
当院では、内視鏡検査で胃炎や潰瘍などの病気があるかどうかを直接観察して調べますが、それと同時に、胃粘膜を少し採取してピロリ菌の感染を検査する「ウレアーゼ試験」が可能です。
ご家族の方が胃がんを発症された家系でご心配な方や、胃の具合がいつも悪い方はお気軽にご相談ください。
以下のような症状がある方は胃カメラでの内視鏡検査を受けましょう
胸焼け / のどや胸につかえた感じがある / 胃もたれ / 胃の痛み / 吐き気 / みぞおちあたりが痛い / 黒い便が出る / 食欲の低下 / げっぷが多い / 喉に違和感がある / 呑酸(酸っぱい液体が口まで上がってくる) / 体重が急激に減少した場合 / 血縁関係の家族や親戚に食道がん、胃がん等にかかった人がいらっしゃる場合 など |
胃カメラ検査前日の「お食事と常用しているお薬について」
●検査の前日は、ご夕食は午後9時前後までに召し上がってください。その後は検査が終了するまで固形物は召し上がらないで下さい。お水は飲んでも大丈夫ですが、アルコールは避けてください。
●常用薬は通常通りお飲み頂いても大丈夫です。
胃カメラ検査当日の朝の「お食事とお薬、ご来院について」
●お水は飲んでも大丈夫ですが、それ以外のジュースや乳飲料、コーヒーなどは飲まないでください。
●常用されているお薬は起床時にお飲み頂いても大丈夫です。ただし、糖尿病の薬と胃薬は飲まないで下さい。ワーファリンを飲んでいる方はご来院時にお伝え下さい。
●当日は午前9時にご来院頂くと、午前中に検査を終了できます。
胃カメラ検査時の服装について
検査着のガウンに着替えるのは、大腸内視鏡検査、頚部・胸部・腹部のCTでの検査時にも着替えることが御座います。
当院では、着替えが必要な検査では検査着のガウンをご用意していますので、ご来院時には普段通りの服装でも大丈夫ですが、出来れば着替え易い服装の方が良いかと思います。着替えは、男女ともに鍵付きのロッカーを設置した更衣室をご用意しています。
当院では常に内視鏡を清潔な状態に保っています。
当院では内視鏡の洗浄機を4台配置して、検査後の速やかな自動洗浄消毒を行っています。
患者様に安心して検査を受けていただくため、この洗浄機で「自動ブラッシング」と「強アルカリ性電解水」で洗浄し、さらに「強酸性電解水」で消毒して管理しています。